2016年1月23日土曜日

札幌のコスパ最強なお肉の殿堂~THE MEAT SHOP(ザ・ミートショップ)

 先日、職場仲間と「THE MEAT SHOP(ザ・ミートショップ)」でランチを食べてきました。
※最後にちょっとだけ同店の口コミに関するテキストマイニングも載せてます。

 http://the-meatshop.com/


 同店のブログには

 「THE MEAT SHOPはそのナの通り「肉」をメインにした最強なタンパク質摂取専門店です」 

 ・・・という、なんとも元お肉屋さんでもある僕の闘争本能を書きたてる一文があったりします。
やってやろうじゃないか。


お店の様子はこんな感じ。

 
 この日の札幌市内はお昼過ぎまで大雪だったため、やや空いていましたが、職場仲間曰く、「人気店なので早く来ないと座れないぐらい」とのこと。



 さてさて、何をオーダーしましょうか。
結構悩みましたが、僕は「北海道産 牛リブロースステーキ200g」。
ライスおかわり自由で1200円ですからお買い得です!
これに150円プラスして「サラダバー」と「ドリンクバー」を付ければ、もうミートショップにフォーリンデブ(ラブ?)です(笑)


 職場仲間は「ハンバーガー(980円)」。ポテトが激ウマでした。


  なんと、食後のコーヒーも無料で貰えちゃいます。紙コップがあるので、持ち出しもオッケー。なんという気前の良さなんでしょう。



 ミートショップのどんな点がウケて人気になっているか改めて確認したかったので、口コミサイトからレビューを集めてテキストマイニングもしてみましたよ。

 同店が「池田牛」のお肉を提供していることや、先ほどのサラダバーやドリンクサービスも評価されていることがわかりますね。あと、鹿肉。食べたいっ!


2016年1月17日日曜日

「Watson」先生に、AdSenseビンボーの理由を聞いてみた・・・

さ、さ、寒いよ、パトラッシュ・・・
僕のブログのAdsense収入が低すぎて・・・
・・・ね、ね、眠く・・・、ん?・・・キミは誰?


「ワトソン」くん??


<Watson Analytics 〜 Predict画面> 


「Watson Analytics」でAdSenseビンボーの理由を調べてみよう。


 昨年から始めました当ブログ、毎月それなりにアクセス数が上がっています。
ただ、ブログ中に設置しているGoogle AdSense広告の収入は・・・1ヶ月で吉野家牛丼大盛り2杯分です(笑)。

 ネオとパトラッシュのためにも、もうちょっと「稼げるブログ」になりたいので「Watson Analytics」にヒントをもらえないか頼んでみました。今回は特に同サービスにおける「Predict(予測)」機能を利用します。

同サービスの全体像をご存知ない方は下記をご一読ください。
 

「データ・ビジュアライゼーション」でも便利な「Watson Analytics」。http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics_13.html

分析の常識が変わる?「Watson Analytics」すげー!!

 http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics.html

 

Google Analyticsからアクセスデータを採取しましょう。


 当ブログの「Google Analytics(GA)」からアクセスデータを採取しますが、デフォルトのメニューは取れるデータ項目が少ないため、「カスタムレポート」を使用します。
僕自身、初めて「カスタムレポート」を使いましたが、思っていたより簡単でした。


1.「カスタムレポート」を作成。

Google Analyticsにログインし、「カスタム」メニューから「新しいカスタムレポート」ボタンを押してください。


2.「カスタムレポート」内容を設定。

(1)タイトル:
 ご自分で判別しやすい名前を入力してください。

(2)指標グループ:
 今回分析したいデータ項目だと思ってください。 この時、「予測したい対象データ(目的変数)」と「予測したい対象を説明するためのデータ(説明変数)」を何にするか意識しながら選択してください。
※「アイス店の売上高(目的変数)」を予測するために、「気温や来店客数(説明変数)」データをゴニョゴニョする 的なイメージです。

(3)ディメンション:
 Googleのヘルプでは「ディメンションとは、サイトを訪問したユーザーやセッション、ユーザー行動の性質を表します」となっています。もう少しわかりやすく言うと、クロス集計の分析セグメント(軸)みたいなものと考えてください。今回、「サイト閲覧者のデバイス環境(PCかモバイルか)で予測結果が変わるかなぁ」と思ったので当該項目を入れてみました。



 上記設定が済みましたら、ページ下にある「保存」ボタンを押して、「カスタムメニュー」から、いま登録したカスタムレポートを選択してください。
下記のように「エクスポート」から「Excel(XLSX)」でダウンロードしてください。
※デフォルトだとデータ件数が少なくなるので、「表示する行数」を取得可能な分だけ増やしてからダウンロードしてください。


 最終行に合計値が入っているので削除してください。


 「Watson Analytics」に投入するとシリアル値で扱うようなので関係なさそうですが、とりあえず日付ソートしておきます。ファイルの保存形式はCSVにしました。
・・・誰ですか? 僕のLibre Officeを笑う人は。Linux環境でブログ書いているので仕方ないぢゃないですか。




「Watson Analytics」で分析してみよう。


 それでは、「Watson Analytics」で分析を始めましょう。
「Add」を押した後、「Drop file or browse」から先ほどのGAデータをアップロードしてください。


 メインメニューから「Predict」を押して、先ほどアップロードしたデータを選択してください。


 「1.Name your workbook」は、今回の「Predict」作業につける名前です。お好きな名称でどうぞ。
 「2.Select target(s) to predict: up to 5 targets may be added」には、予測したい対象の変数を選んでください。


「あっ!思い出したっ!」


今回は、「Adsenseビンボーから抜け出す」のが目的でしたね。「Adsenseのインプレッション」回数を選びます、はい、選びます。


 このアニメーション好きです。なんかね、「ワトソン」くんがホント頑張ってるように感じます。


 「うわっ!英語ばっかり!ちょっとムズカ・・・」って僕も最初思いましたが、ひとつずつ確認したら意外に簡単でした。
まず、上部メニューの「GOOD DATA QUALITY」 の「View」をクリックして見ましょう。


 今回アップロードしたデータの「Data Quality Report」が表示されます。左は、当データの全体クオリティー、右は各Field(列:カラム)のクオリティーとなっています。ブログ立ち上がり当時のクリック数が低いこともあり、「Adsenseクリック率」のクオリティーが低くなっていますね(今でも低いですけど・・・)



「TOP FIELD ASSOCIATION」では、データ内の各Field(変数)毎の相関関係を見ることができます。これ結構便利です!
どうやら「Adsenseのインプレッション」と「オーガニック検索数」の相関が一番強いようですね。



 「Detail」を押すと、「ピアソンの相関係数」が算出されます(相関係数:0.90)。
単純に「オーガニック検索が増えるブログは(Adsense等の)マネタイズに繋がりやすい(インプレッション収益も含め)」って言われれば、「ふーん、確かにそうだよね」だとは思いますが、相関係数だとその度合いもより正確にわかるようになりますね。


 もう少し、相関係数の低い組み合わせを選択するとこうなります(相関係数:0.75)。



 「More Predictive」では、「Two Fields」「Combination」など、より複雑な分析も可能です。
 下記のように、Predictive Strength(予測の強さ)別に相関性を踏まえたヒートマップが一覧表示されます。
これ、自分で作ることを考えると、かなり作業時間短縮になりますよね。



 当ブログ閲覧者の「(閲覧)デバイスタイプ」別に見てみましょう。Adsenseのインプレッションが少ない日はmobileアクセスが多い模様です。逆にインプレッションが多い日はDesktopアクセスが多い結果になっています。




 ここまで眺めた段階で、「あー、あの変数も入れておけば良かったなぁ」と思う点もあったのですが、「もう少し、オーガニック検索に引っかかるネタでブログ書いてもいいかも」といったことは再認識出来ました。

 例えば、以前のエントリーでも紹介した「DMO」「CCRC」「民泊」「鶴雅グループ」あたりのキーワードはロングテールで検索数を稼いでいるので続けて行こうかと思います。それに加え、Adsenseクリックまでコンバージョンしているかも要確認ですね。

 あと、課題はmobile対応でしょうか。僕のエントリーはグラフや数表を用いるネタが多いので、スマホでも楽しめるコンテンツを意識した方がいいかも知れませんが、もうちょっと検証が必要な気もします。このあたりもExcelベースで分析するとどうしても時間がかかって億劫になりますが、「Watson Analytics」ならサクサク見れますので効率的に検証作業が出来そうですね。


<「Watson」関連のエントリー>
いま話題のIBM「Bluemix(ワトソンくん)」が「老人と海」をサマったら。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/ibmbluemix.html

分析の常識が変わる?「Watson Analytics」すげー!!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics.html

「データ・ビジュアライゼーション」でも便利な「Watson Analytics」。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics_13.html

2016年1月13日水曜日

「データ・ビジュアライゼーション」でも便利な「Watson Analytics」。

 前回、IBMの「コグニティブ・コンピューティング・システム」(※)である「Watson」技術を活用した「Watson Analytics」について書きました。

※『人工知能』と紹介されることもあるが、IBMはワトソンを、自然言語を理解・学習し人間の意思決定を支援する『コグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)』と定義している(Wikipediaより)

分析の常識が変わる?「Watson Analytics」すげー!!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics.html


「Watson Analytics」って「データ・ビジュアライゼーション」に最適カモ。


 今回も前回の続きです。「グラフ化」に絞った使い方でご紹介します。作業自体は殆ど前回と同じなので、Google Analyticsの初歩レベルの使い方が出来る方なら誰でも出来ちゃいます。

 

1.Google Analyticsから「アフィニティカテゴリー」と「オーガニック検索キーワード」を採取。

よく分からない方は、「レポートとヘルプを検索」ボックスで上記単語を含んだ検索を行ってください。ちなみに、どちらのデータも最終行に列の合算値が入っています。そのままでも動きますが、グラフの形が崩れるので削除してください。


アフィニティカテゴリ

オーガニック検索トラフィック


2.データをアップロード。

詳細は前回エントリーをご覧ください。普通にCSVファイルを選択するだけです。
下記画像ではデータ集計後のデータも表示されています。
「DATA SET CSV」がアップロードしたデータ、「EXPLORATION」が分析後のデータとなります。



3. データセットをクリックし、分析メニューを選択。

これも基本的には前回と同じです。試しにプロット図を選択しました。グラフ上部にある「新規ユーザー」や「平均セッション」の文言がプロット図のX軸・Y軸に相当しますので、お好きなデータ項目を選択すれば瞬時にマップも切り替わります。

 下記は、直近3ヶ月間で僕のブログにアクセスされた方のアフィニティ(好み・関心事)データをプロットしたものです。「新規ユーザー数」では「DMO」が圧倒的に多いのですが、「平均セッション時間」では「(鶴雅)定山渓 森の謌ランチ」が長いことがわかりますね。


 今度は、同じ期間における「オーガニック検索キーワード」をタイル表示してみました。普段、このようなアウトプットはしないのですが、インパクト狙いで使ってみるのもアリですね。


 もちろん、ベーシックに縦棒グラフも出力可能です。


 また、今回掲載した画像は全てキャプチャをしたものですが、PDF・画像ファイル出力やメール送付などもボタン一つで出来ちゃいます。 Excelでグリグリマップ化するのは面倒なときにこのようなツールで情報共有するのも楽効率的でいいですよね。



 いかがでしたでしょうか。「Watson Analytics」を分析システムというよりは、「データ・ビジュアライゼーションのツール」として活用するのもアリな気がしませんか? Google Analyticsだとちょっと手間がかかるWEB分析もこの仕組みを使えば短時間で知見を導き出せるかもしれませんね。



<「Watson」関連のエントリー>
いま話題のIBM「Bluemix(ワトソンくん)」が「老人と海」をサマったら。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/ibmbluemix.html

分析の常識が変わる?「Watson Analytics」すげー!!
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics.html

2016年1月12日火曜日

分析の常識が変わる?「Watson Analytics」すげー!!


 以前、IBMが提供する「Bluemix」を使って過去の名作を「Watson」に分析させてみました。

いま話題のIBM「Bluemix(ワトソンくん)」が「老人と海」をサマったら。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/ibmbluemix.html

 使った直後にビックリしましたよ。
こんなに簡単に分析出来るとは思っていなかったので。
通常、データ分析を行う際、「分析環境」を作るだけでも大仕事です。場合によってはそこで挫折することもありますね。

 それがモノの数分でデータ投入から分析アウトプットまで出力出来ちゃうのですから、テクノロジーの進歩は凄いです。

 今回は、「Watson」の技術を中核にしているIBMのクラウド型分析ソリューション「Watson Analytics」を動かしてみます。


<2016年1月15日(金)追記>
「IBM Analytics Japan」の公式アカウントさんにご紹介頂きました!



下準備


 「R言語」の勉強でも頻繁に利用される「タイタニック」のデータセットを利用します。
レオナルド・ディカプリオ主演の人気映画にもなっているので、皆さんご存知だと思いますが、一応、ご説明を。


”処女航海中の1912年4月14日深夜、北大西洋上で氷山に接触、翌日未明にかけて沈没した。犠牲者数は乗員乗客合わせて1,513人(他に1,490人、1,517人、1,522~23人など様々な説がある)であり、当時世界最悪の海難事故であった。その後、映画化されるなどして世界的にその名を知られている(Wikipediaより)。”

 上記事故に関する生存者/死者等に関する統計データが下記で公開されているのでダウンロードしてください。

The "Unusual Episode" Data Revisited
https://www.amstat.org/publications/jse/v3n3/datasets.dawson.html


「Watson Analytics」で分析してみた。


 まずは、「IBM ID」を取得してください。無料です。

IBM Watson Analytics
https://www.ibm.com/analytics/watson-analytics/

https://www.ibm.com/analytics/watson-analytics/

 次に、「Titanic」のデータを投入しましょう。「Watson Analytics」のメニュー画面から「Add」をクリックしてください。下記画像では、別作業で作ったデータセット等が表示されていますが、初めて利用された方には何も表示されないはずです。


「Or add your data」にある「Drop file or browse」から先ほど採取した「Titanic」データを選択するだけです。


画面一番左側に「Titanic」と表示されていますね。ホントにこれだけでデータ投入が完了しちゃいます。
R言語で同じことをしようとすると、
setwd("ファイルパス指定")
titanic.dat <- read.csv("titanic.csv", header=TRUE, sep=",") 的なことになりますが、いやー、とっても簡単です!
(※「titaic」はRのデータセットでデフォルトで入っているので、read.csvは不要ではありますが)


先ほど設定した「Titanic」データセットを選択すると下記のような分析メニュー候補が表示されます。「Watson」がデータ内容を自動的に解釈して最適な分析メニューを提示してくれます。


性別毎の生存者数をグラフ化してくれます。この海難事故では男性よりも女性が優先的に救助ボートに乗せられたことが知られていますが、その通りのグラフになっていますね。


「How do the values of Freq compare by Sex and Survivied?」 の「Sex」をクリックすると別のデータ項目に変更出来ます。今度は、「Age」で見てみましょう。
こちらも「子供」が優先的に救助ボートに乗せられたことが結果からわかりますね。


一応、客室クラス別も載せておきます。乗組員や3等客室の乗客の生存率が低かったことがわかりますね。


ちなみに、グラフフォーマットも先ほどのメニュー画面からクリックひとつで変更可能です。
2枚目のフォーマットはデータ項目数が多い場合は重宝しそう。



また、画面下部にあるフィルタも初見は「?」ですが、慣れると簡単です。
「Survived(生存者)」で「Yes」をクリックすると、当該母集団だけでフィルタをかけてグラフ化してくれます。


他にも様々な機能があって勉強中ですが、個人的にはいままでの分析の常識が変わるぐらい、ものすごいポテンシャルを秘めた仕組みだと思います。無料でも十分楽しめますので、ご興味ある方は、是非、一度ご利用されてはいかがでしょうか。


<その他の参考エントリー>
「データ・ビジュアライゼーション」でも便利な「Watson Analytics」。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watson-analytics_13.html

 いま話題のIBM「Bluemix(ワトソンくん)」が「老人と海」をサマったら。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/ibmbluemix.html

「Watson」先生に、AdSenseビンボーの理由を聞いてみた・・・
http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/01/watsonadsense.html

2016年1月7日木曜日

「地方創生先行型」の不採択事業の指摘が結構スゴイ・・・

 少し前のお話ですが、2015年12月に「まち・ひと・しごと創生本部」から下記資料が公開されました。

地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)先駆的事業分(タイプ(Ⅰ)の特徴的な取組事例及び不採択事業の要因分析について
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/h27-12-11-uwanose-type1.pdf 
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/h27-12-11-uwanose-type1.pdf 

 冒頭、採択された取組分野毎に「交付対象事業者数」と「交付予定額」が集計表で掲載されています。この中で興味深いのが、「地方創生」の重要カテゴリーとなっている「観光分野」の採択数と交付額の多さ。



 この後、「地方創生先行型」の採択事例が掲載されています。その中で道内の事例もあったので簡単にご紹介します。やはり、全国で見ても「日本版DMO」や「CCRC」の件数は多いですね。


 「おっ!」と思ったのは「石狩市」の取組。漢方薬の生産なんてされているのですね。面白そう。



「不採択事業の指摘」が民間事業者向けな感じで・・・



 このあと、「不採択事業なった事例の特徴」が記載されていましたが、結構興味深い内容だったので、主要な文だけご紹介します。

 以前の資料で「アウトプット(やったことの量)」から「アウトカム(成果)へ」という表現もありましたが、まさしく、民間企業並みの指摘で結構驚きです・・・。


1.事業成果が不明確なもの
(1)雇用創出や移住者確保などの目指している目標と、事業内容との関係が薄い、または、不明確であるもの。

(2)施設整備や備品購入等のハード事業が中心となっており、その施設等を活用するソフト事業が伴っておらず、重要業績評価指標(KPI)等の達成が見込まれる理由が不明確となっているもの。

(3)支援対象の選択と集中が不十分なもの

(4)当該事業が対象としているマーケット規模が小さいため、事業が成功したとしても、成功したとしても新たな雇用創出につながらず、事業の継続性も不透明であるもの。また、投入する事業費に対する費用対効果が低いもの。

(5)消費者や観光客等のマーケットニーズの把握が不十分であり、マーケットイン(顧客重視)の発想で市場が求めているものを提供する取組となっておらず、具体的な事業成果が期待できる内容となっていないもの。

(6)過去に事業を運営した実績や経験についての記載や、事業を担うにあたっての準備状況についての記載がないなど、事業主体としての実行力に不安があり、実現可能性が不明確なもの。


2.官民協働が不足しているもの
(1)官民協働の場合、行政、民間事業者、研究機関、大学等の地域における関係者がそれぞれの役割分担を明確にし、各主体が責任をもって取り組んでいくべきにもかかわらず、委託事業者任せにしているもの。

(2)事業終了時にPDCAサイクルを行って、次年度の事業内容に反映させるにあたって、事業成果に対する責任主体が不明確であるもの。


3.地域間連携が不足しているもの
(1)複数の地方公共団体が連名で事業申請を行っているものの、地域間で連携して事業に取り組む内容(役割分担、事業執行体制など)が具体的でないもの。


4.政策間連携が不足しているもの
(1)農業分野において生産者のみを支援をする事業、観光分野においてイベントのみを実施する事業等、各分野において施策が一部に留まっており、横断的な広がりのある仕組みとなっていないもの。


5.その他先駆性に欠けるもの
(1)各分野において既に全国的に実施されている通例の事業、都道府県が実施している補助事業の裏負担にとどまっている事業、補助事業採択の事前調査となる事業等、定型的な事業にあたるもの。

(2)単年度のみの事業計画であり、今度の事業継続のための事業収支、財源確保、行政と民間事業者の具体的な役割分担等、事業の将来的な自立を見据えた計画となっていないもの。

(3)主として個人への給付事業で構成されているもの

地方創生に関する他のエントリー


<DMO参考ページ>
次の地方創生キーワードはこれ!「日本版BIDを含むエリアマネジメント」とは?http://sapporomkt.blogspot.jp/2016/07/bid.html

地方創生の新たなキーワード「日本版DMO」って知ってる?
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/06/dmo.html

世界のDMO~「アルベルゴ・ディフーゾ」って知ってる?
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo_12.html

イタリア発のDMO~「チッタスロー」運動ってご存知?
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo_13.html

日本版DMO~「美しい村連合」について調べてみた。
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/09/dmo.html

「日本版DMO」設立が地方自治体でプチブレイク?~地方創生先行型の交付対象事業
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/11/dmo.html

<CCRC参考ページ>
(地方創生)「日本版CCRC」に関する調査報告
http://sapporomkt.blogspot.jp/2015/05/ccrc.html